STORE PALETTE／ヒトバデザイン

変わらない想いと変わってゆく景色を融合した世界観を、オンスクリーンで表現。

オフィス内装・デザインに特化した「WORK KIT」と店舗の設計・内装を行う「STORE PALETTE」からなる、ヒトバデザインさん。実はヒトバデザインさんは、WEBデザインをまるごと他社に依頼するのは今回がはじめてだったそう。色んな実績をご覧になっていただき、「ぜひモンブランと一緒にリニューアルに取り組みたい」とうれしいご相談がありました。

それまでの「STORE PALETTE」のサイトはシンプルすぎる・説明不足・コンバージョンがほぼないなどの課題を感じてらっしゃって、モンブランが得意とするあたたかみのあるデザイン／ユニークなイラスト　などの部分を特に表現してほしいというご依頼でした。

そこで、「STORE PALETTE」のもつかろやかな響きと明るさ、クリエイティブ感はのこしつつ、あらためて母体となる「ヒトバデザイン」の価値を掘り起こせたらと思いました。東京でのお打ち合わせや主要メンバーとの取材を重ね、「人と場をデザインで豊かにする」という「ヒトバ」の名の由来となっている根源的な部分に着目。
ヒトバさんがすでにもってらっしゃる、クオリティの高くデザイン性のある実績での評価はもちろん、この「人と場を想う」という思想に共感してくれる方とのあたらしい出逢いにつながるようなコミュニケーションを模索しました。

ポップに、クリエイティブに、希望的に。
みんなの「未来イメージ」を１枚の地図にする。

「STORE PALETTE」がこれまで手がけてきた空間例にはカフェレストラン・商業施設・ショールーム・駅近ビルなどがありました。そこからさらにみなさんに、「これから手がけてみたい“場“はどういうもの？」という、ちょっと変わった問いかけをしました。つながる場・ひろがる場・試す場・遊ぶ場…など、一人ひとりが頭のなかに浮かんだものを、具体的に教えてもらいました。自由であればあるほどいいとお伝えしました。一人ひとりの創造力の広がりを伝えたいと思いました。先方も、もっとゼロから創造的な場を生み出したいという思いをもってらっしゃったからです。

星の数ほどある店舗設計会社のなかで、HIOBAが選ばれるためにどうすればよいか。HITOBAは、HIROBA（＝広場）を企画し、つくり出し、運営までできる、頼れるクリエイティブ集団だ！　という宣言につなげたいと思いました。今回のサイトリニューアルでは、その「個性」を、「まだどこにもない地図」と題し、すこし先の未来のイメージをキービジュアルで表現することを目指しました。あくまでポップに、感覚的に、です。そして地図なので、それは１枚絵である必要がありました。イラストレーターとともに、HITOBAらしい絵のタッチや世界観のつくり込みを徹底して行い、「今はまだどこにもないけど、いつか実現できるかもしれない」という絶妙なラインをさぐり、カタチにしました。

このヒアリングを得て完成した地図には、若手社員から代表までの、いわゆる「すこし先の未来への希望」がカラフルに描かれています。大きな地図をそのまま、ばさっと広げたような、グラフィック感のあるファーストビューと、そこを実際に歩けるようなイメージを彷彿とさせる動きにもこだわりました。

どの国でもない。どの街でもない。
この地図はまだ、どこにも存在しない。
この未来“希望”図は、
STORE PALETTEメンバーが、
「すこし先の未来の暮らしと仕事」
を想って描いたものです。
私たちの仕事はこれから、
どんなふうに役立っていくだろうか。
どんな希望を叶えられているだろうか。
描いたのは、“あってほしい未来”でした。
遠い話に聞こえるでしょうか。
それでも１日１日、ひとつひとつ、
「この世界にあってよかった」と思われる場を
つくれるよう、私たちははじめていきます。