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嘉瀬・牛津こどもの森
[ kase・ushizukodomonomori ]
学校・保育・教育

さあ見て
みよう!

園の人格を伝えるメッセージ
を、まっすぐまっすぐ。
いまやモンブランの盟友となったウフラボの平野さんが、ロゴの刷新をはじめ、ていねいに積み重ねてきた両園とのつながり。今回モンブランでは、70周年という節目に合わせて発表されるwebサイトのリニューアル・コンテンツ&コピー開発・フォトディレクション・イラスト作成などを行いました。園の視察や職員さんのヒアリングをとおして、2つの園の現在地とありたい姿をさぐり、これからも地域社会に必要とされ続ける園であるように。職員の方々が、自分たちの仕事に誇りをもって働けるような園であるように。そんな思いが伝わるプロジェクトにしたいと考えました。

さあ見て
みよう!
- クライアント
- 嘉瀬・牛津こどもの森 [ kase・ushizukodomonomori ]
- 業種
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- 学校・保育・教育
- カテゴリ
- URL
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- 嘉瀬こどもの森 https://seigaku.jp/kase/
- 牛津こどもの森 https://seigaku.jp/ushizu/

「ほんもの」の保育で
“生きるの根っこ”をつくる
前理事長時代から徹底して守られている「ほんものの保育」という考え方。それを細かくひらいていくと、たとえば「子どもだましではない世界を手わたすこと」「やってみたい!を育てること」「知るより、学ぶより、感じるこころを見守ること」「創作や表現の源=五感で感じること」「遊びは保育だと伝えること」などに行き着きました。つまり両園では、「正しさ」より大切にしたいのが「ほんもの」の保育にあるのだということ。これにより、浮かんだキーワードが「みんなほんもの」。嘘がないこと・本質的なこと・こどもがこどもらしく自由であることを大事にしている園であることを、モンブランらしく、明るく、風とおしのよい表現方法で伝えられないかと、議論を重ねました。
なにより、視察や取材をとおして感じる、両園の園長先生たち(なんと義理のご兄弟でとっても仲が良い)の、ほのぼのとチャーミングであたたかい人柄。ほんと最高でした。「こどもの森」とはそのとおりで、子どもたちをおおらかに包み込む広い園庭、元気にきびきびと働く職員さんの雰囲気から、ここは子どもたちにとっても、ご家族にとっても、子どもの大切な時間を見守ってくれる、地域の森のような場所なのだと思いました。
webサイトでは、園で働く人にもともとそなわっていた「子どもと地域を見つめるまなざし」をそのまま外に出したカタチです。子どもが生きる力の土台をつくるために、お2人も、理事長先生も、職員さんたちも。この小さな町で、真摯に「ほんものの保育」を大切にしてきたのだとわかります。





いつか森になってゆく、これからの子どもたち。
「森になるまで」
たとえばいま、目の前にひろがる木や森は、
それだけ長い時間をかけて育ってきたもの。
そしてどれもが違っていて、見ていて飽きない。
こどもたちも同じです。
わたしたちがこの場所で、
こどもたちと一緒にいられる時間はわずか。
長い人生のほんの一部です。
だからできる限りゆっくり時間と季節を重ねて
ほんものの保育を手渡します。
知ることよりも感じることを大切に。
いつか森になってゆく、これからのこどもたちとともに。
それに伴い、かかげたキャッチコピーが「生きるの根っこをつくる」。そして、特設サイトの「森になるまで」でした。「ほんものに出合い、ほんもので育つ」。これこそ両園に共通する保育理念であり、園で働く一人ひとり、園を構成するひとつひとつのすべてが、「生きる力の土台をつくる森」という考え方を大事にしました。「ほんもの」の質感にこだわりたかったので、実際に園児たちがよく足を運ぶ森で撮影を実施。とにかく暑い夏の撮影となりましたが、汗をかき、水をがぶ飲みしながら、走って、笑って、大声を出しながら、子どもたちがみんながんばってくれた! ここでは特別な演技指導やつくり込みはせず、森の一部となって遊ぶ子どもたちのそばにいて、自然な表情を切り取ることを意識しました。
















ロゴを立体物に!
モチーフと触れあう姿がファーストビューに
平野さんが手がけたロゴは、「森」を構成するさまざまな木がモチーフ。色んな木が集まって、森になる。そこには、「どんな色でも、どんなかたちでも、みんながいい」。そんなやさしいまなざしが込められています。先生方もお気に入りのこのロゴなので、ひとつひとつの木を、立体物(モニュメント)として作成することをご提案しました。どちらかというと、自然と親しむイメージの強い「嘉瀬」は、やま、植物、生きものたち。想像力と創造力を育むイメージを大切にする「牛津」は、ものがたり、ひかり、アイデアなどから着想を得たそう。そうして実際できあがった、立体物のかわいいこと! あまりの完成度の高さと、子どもたちが触れたり、上に乗ったり、寄り添ったりする姿が、そのまま自由な木のようで(森になっていく前の)、この写真をファーストビューに使うことを決めました。(現場で)そんな風に、スピード感と現場のライブ感あるアイデアを生かしながらつくりあげていく過程も、積み重ねてきたチームの信頼感あってこそ、だと思うのです。
- クライアント
- 学校法人清風学園
- ディレクション
- 竹田京司
- プランナー・コピー・文章
- 福永あずさ
- スチール撮影
- 山口亜希子
- イラスト制作
- アプアロット
- WEBデザイン
- 亀山真櫻・松原史典
- サイト構築/CMS構築
- 江藤覚
- 制作パートナー
- ウフラボ