ナマステ!
東欧の国インド、ムンバイにてリモートワーク中のMrs.Spicyです。
4月の渡印時に持参したコピー用紙が底をつきAmazonIndiaで注文したところ、
さすがのAmazon!指定日時に届いたのでさっそく開封してみました。
なんと包装紙は破れ枚数さえも定かでは無い(敢えてカウントしませんが)まさかの使用中状態。
日本ではあり得ないことですが、ここはインドなのでツベコベ言わずにそのまま使わせて戴きます。
(2束共に使用中状態。前代未聞のマイナス評価決定)
来印以来、コロナウイルス感染拡大、ロックダウン延長とインド情勢に翻弄されているMrs.Spicyですが、
追い打ちをかけるようにアラビア海強力、インド20年ぶりの最強サイクロンを体験してしまいました。
台風銀座といわれる「九州・沖縄」に住む私、凄まじい風と暴風雨はこれまでも何度か体験してきましたが、
「サイクロン」はそれを上回る大変強烈なものでした。
アラビア海沖で発達し急激にモンスター化したサイクロン「タウテ」(ブルマ語でヤモリと言う意味)は、
インドのケララ州、カルナタカ州、マハラシュトラ州の西海岸沖を北上し海岸沿いの低地に住む20万人に甚大な被害を及ぼしました。
ムンバイ沖では多くの艀(はしけ)が沈没し、インド海軍により184名が救出されましたが未だ77人が行方不明のままです。
停電は勿論、樹木や電柱も根こそぎ倒れバス停などは鉄パイプが折れ曲がり、各所で浸水がみられました。
一昼夜に及ぶサイクロンが過ぎ去った後、インド支社の窓の外にはまるで爆撃を受けたかのような景色が拡がっていました。
(インド支社の入るアパートメントの敷地内)
(バス停の風除け部分)
(朝のお散歩道もクローズ)
(先日、定点観測を始めた「気になる建設現場」もこの通り)
(サイクロン襲来前の「気になる建設現場」)
コロナ感染拡大で壊滅的な第二波の禍中にあるムンバイですが、
ここ一週間で感染者が減少傾向に向かっていた矢先のサイクロン襲来となりました。
沿岸では低地に住む人達が避難所生活を始めることで、
新たなコロナウイルスのクラスターが発生するのではないかと懸念する声も拡がっています。
このように次から次へと国難が降り掛かるインドですが政府の迅速な対応には目を見張るものがあります。
モディ首相はサイクロン襲来前から航空測量でサイクロンを実測させたり、特に被害が大きいグジャラートへ速攻視察し、
被災地救済のため1,000億ルピー(150億円)の資金援助を即時決定しました。
(親日家のモディ首相:ナレンドラ・ダモダルダス・モディ氏)
選挙前のパフォーマンスではないかとの批判もありますが良いと思うことは即実行。
このスピード感がインド政府の醍醐味です。
インド薬物管理総局(DCGI)は、コロナの緊急治療用に良いと思われる薬品などもどんどん認可しています。
例えばこの「2-deoxy-D-glucose」という薬は、粉末形状でコロナ患者の酸素補給依存を減らす効果があり、
入院期間を短縮することが可能だそうです。
ワクチンや酸素が枯渇している今のインドでコロナに罹患した場合、このような新薬に頼るほか無いのが現状です。
現時点では首都デリーの一部の病院でのみ配布だそうですが、早急にインド全土に配布されることを期待したいと思います。
(2-Deoxy-D-Glucose Oral)
そしてモディ首相、昨夜(23日) 政府高官、国家災害管理局(NDMA)、電気通信、電力、民間航空、
地球科学省の長官を招集して緊急会議を開催、新たなレビューを発表しました。
サイクロン「ヤス」(Yaas)の襲来に備えよと。
5月26日にオリッサ州と西ベンガル州の海岸を横断する予定だそうです。
リモートワーカーにとって先日のような大規模停電は致命的です。
電力供給と通信ネットワークの被害が最小になることを祈りながら、サイクロン「ヤス」の襲来に備えたいと思います。
【Mrs.Spaicyのインドおやつシリーズ】
今一番のお気に入り、100%グレープフルーツのプレスジュース。
素材の味そのもので爽やかな朝に最適です。₨245(340円)
インドの食品にはすべてベジタリアン・ノンベジタリアンなどのマークが表示されています。
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Monster Cyclone Tauktae(タウテ)
イインド支社からの日報
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