ナマステ!
こちら今年二度目のサイクロンが過ぎ、まもなくモンスーンに突入するムンバイです。
昨夜も断続的な雷とスコールがあり、この曇天が9月末まで延々と続くのかと思うと少し憂鬱になります。
しかも「今日は雨だから配達しないよ~」と平気で宣うデリバリースタッフ。
お天気の日にはストック分を含めて多めにオーダーしなくてはなりません。
インドのコロナ感染状況ですが、新規感染者数は5月上旬のピーク期に比べると165,553名と1/3にまで減少してきましたが、
残念なことに死亡者数はなかなか減少しません。
これはコロナ感染が下火になったニューデリーやムンバイなどの都市部から医療設備の脆弱な僻地などへ拡大している為で、
十分な治療を受けられないまま死に至る罹患者が多いのではないかと思われます。
またコロナ罹患後のムコール症など新たな病原拡大が懸念されていますが、
インドでは地面の上に直接寝る、洗剤などの衛生用品を購入できないなど劣悪な環境で生活する人が多く、
免疫力が低下したコロナ罹患者が暮らすには過酷な状況でしかありません。
モディ首相にはこのような環境で暮らす人たちの底上げ対策を早急にお願いしたいものです。
これから長いモンスーンが始まるインド、コロナ感染対策と合わせて黒カビ予防対策まで加わります。
(インドのコロナ感染者接触確認アプリAarogya Setu。5月ピーク期に比べると新規感染者数は1/3まで減少した。)
(なかなか減少しない死亡者数)
インド西海岸に位置しサバナ気候に属されるムンバイでは、
モンスーン前の4月・5月がファーストサマー、モンスーン後の10月・11月がアフターサマーと呼ばれます。
Mrs.Spicyが来印した4月はファーストサマー真っ盛りでインド支社の窓から見える大きな樹には、
ライムグリーンのマンゴーが撓わに実っていました。
(天然マンゴーってこんな感じで実るんですね。)
甘い香りが漂いそろそろ食べ頃かと思えば、首周りがグレーで目つきが鋭いインドカラスが器用に足で掴みながら皮を剥ぎ、
食べ残された種だけがそこら辺に散乱します。
(グレーの襟巻きがお洒落なインドカラス)
(器用な食べっぷり!!しっかり種だけ残ってます。)
ある日の午後、マンゴーの樹の下でカラスの様子を眺めていると、
背の高いインド紳士から「マンゴー食べたいですか?」と声をかけられました。
一度立ち去ったインド紳士は長―い収穫(虫取?)網を手にした作業員さんと再登場。
作業員さんの網使いは手慣れたもので、熟したマンゴーがコロンコロンと網の中に落ちてきます。
(実家の柿の実収穫にも応用できそうな長いマンゴー収穫網)
(インド紳士と作業員さんと記念撮影)
(収穫直後のフレッシュマンゴー)
インドカラスの攻撃的な鳴き声の中、袋いっぱいのマンゴーを収穫していただきました。
収穫したマンゴーは実の付け根の部分を酒類などでアルコール消毒し常温で1週間放置します。
このマンゴーは「Kesar」という種類で、アルフォンソより実が柔らかくてあっさり甘い口当たり。
インド、ムンバイを代表する果物たる所以がよく分かります。
そしてこの時期、インドの家庭では1年分の果物を保存する為に家族総出で皮むき処理やジャム作りなどとても忙しいそうです。
私も1年分の冷凍保存に勤しみたいと思います。
【Mrs.Spaicyのインドおやつシリーズ】
アパートメントスタッフのマノジさんの教えてもらったマンゴースイーツ
「AAMRAS POORI(アムラス プーリ)」
みじん切りのアルフォンソマンゴーに砂糖・ミルクを加え、
ブレンダーで滑らかなペースト状にしたものをよく冷やし、
揚げたてのプーリをディップしていただきます。
熱々パリパリのプーリと冷たいアラムスは、モンスーン前に食べられるフレッシュなスイーツです。
(プーリはカレーのサイドメニューにも登場します)
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マンゴーの季節
イインド支社からの日報
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