ナマステ!
「ムンバイってインドの何処にありますか?」
という質問をよく伺うインド支社のMrs.Spicyです。
ムンバイはインドの西海岸に面するマハラシュトラ州の州都です。
昭和時代、社会の教科書には「ボンベイ」と表記されていました。
「ボンベイ」の呼称はポルトガル統治時代に付けられた「良い港」(ポルトガル語)を意味する地名です。1995年ヒンドゥー至上主義の極右主導により、「ボンベイ 」から「ムンバイ」(マラーティー語)に変更されました。
「ムンバイ」とは女神パールバティの化身といわれるムンバ様の名前が由来しているそうです。
(左:女神パールバティ 右:シヴァ神と神妃でガネーシャの母パールバティ)
因みに現在のインド4大都市は下記のとおりです。
コルカタ(ベンガル語) →旧カルカッタ
チェンナイ(タミル語) →旧マドラス
ムンバイ(マラーティー語) →旧ボンベイ
デリー(ヒンディー語) →変更なし(ニューデリーはデリー市の準州市)
ところで、渡印以来気になっていたことが一つ解決しました。
ご近所から一日3回「いしや~き~いも~♬」のアナウンスにそっくりな声が聞こえてきます。
先日、意を決して声のする方に行ってみたところ赤褐色の壁に覆われた素朴なイスラム教寺院がありました。その寺院から聞こえてくる「いしや~き~いも~♬」の声は神聖なお祈りの声だったのです。
来日経験のあるインド人にこの話をしたところ、日本の街角で聞く「いしや~き~いも~♬」の声を一種の布教活動と勘違いしていました。
お互いに大笑いした出来事です。
多宗教といわれるインドですがイスラム教徒は13%。
ナレンドラ・モディ首相を初め人口の8割はヒンドゥー教徒です。
そして政府が掌握している仏教徒はわずか0.7%にとどまり仏教は衰退したかのように思われていますが、政府に届けることなく仏教を信仰している人は約2億6千万人いるといわれています。
日本人の道徳観念では理解しがたい謎の多い国、インドです。
G7サミットのアウトリーチセッションで”One Earth One Health”(ワンアースワンヘルス)のメッセージを全世界に発信すべきだと提言したモディ首相。
将来のパンデミックを防ぐために世界的な団結、リーダーシップ、連帯を呼びかけ、民主的で透明な社会責任を強調しました。
接触者追跡とワクチン管理のためのオープンソースのデジタルツール「Aarogya Setu」の活用と成功についても説明し、その経験と専門知識を他の開発途上国と共有したいという意欲を伝えました。
コロナ感染者接触確認アプリ「Aarogya Setu」は本当に凄いアプリだと思います。
このアプリ一つで人口13億人の感染状態を掌握しているのですから。
いよいよ明日6月15日午前7時にロックダウンが解除されるマハラシュトラ州ですが、
本日14日に発表されたマハラシュトラ州のコロナ新規感染者数は10,442人、死亡者数2,771人です。
この激増した死亡者数の原因についてはまだ発表されていません。
ロックダウン期日の直前になるとTwitterで延長リークが流れていましたが、今夜のところはまだ届いていません。
いよいよ活気あるムンバイを体感することができそうです。
(インドのコロナ感染者接触確認アプリ「Aarogya Setu」)
(マハラシュトラ州では先週から死亡者数が急増)
【Mrs.Spaicyのインドおやつシリーズ】
マハラシュトラ州グジャラートの代表的なストリートフード
・イエロードクラとパトラ
イエロードクラは米、ケツルアズキ、ひよこ豆粉の発酵生地を蒸したもので、黄色い蒸しパンのようなものですが卵は使われていません。
甘みもあり軽食やおやつとして人気です。
250gで₨120(180円)
パトラはタロイモ(里芋)の葉に甘くてスパイシーなグラム粉のペーストを塗り重ね、ロール状に丸めて蒸したもの。
とっても甘くて超スパイシー(辛!!)です。
250gで₨135(202円)
どちらもバターや油、スパイスが豊富に使われており、特に胃腸の弱い方はパトラにご注意下さい。
Mrs.Spicy、不覚にも胃もたれが1週間続きました。
(インドのグルメアプリ「Zomato」で★4つ獲得のお店「trupti-farsan」の定番メニュー)
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ムンバイってどこにあるの?
イインド支社からの日報
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