ナマステ!
インド支社のMrs. Spicyです。
ムンバイでは7月に入った途端に真夜中の豪雨、雷と本格的なモンスーン気候が続いています。今朝のTVニュースは「大雨がムンバイやその近郊都市を襲い大規模な浸水が発生し、列車は運休、交通渋滞が発生している」というもの。
この時期は毎朝同じようなニュースを聴くことになりそうです。
一方、デリーなど北インドでは天気予報が外れ続け、モンスーン入りしたものの降雨が無く、毎日40度越えの灼熱地獄が続いているとか。
日本列島が4個も入りそうな広大な面積を持つインドでは気候一つとっても北から南まで様々です。
渡印以来、インド支社の近くに気になる建設現場を見つけ、そばを通る度に観察を続けてきました。
そろそろ完成かと思われた5月下旬には超巨大サイクロン「タウテ」に襲われ倒壊。
残念ながら解体が始まるのかと思いきや、人海戦術さながら超スピード工事が始まりました。
そして、その建設現場は映画ロケーションのセットであることが発覚し、業界人が多く集まる中、カメラを向けて注意を受けたりもしましたが、無事撮影も終わり先週から解体が始まりました。
(5月初めは足場だけでした)
(超巨大サイクロン「タウテ」の強風で倒壊)
(6月上旬、人海戦術さながら超スピード復旧工事)
(突如出現したクリニックに近隣住民騒然! ロケセットです。)
この現場で撮影されていたのは「FARAAZ!!」という題名のネット配信ドラマで、2016年7月のダッカ攻撃事件で殺害されたイスラム教徒バングラデシュ人大学生(20歳)を題材にしたドキュメンタリーだそうです。
偶然居合わせ襲撃の的となったパン屋さんで、異宗教の友人を置いて立ち去ることをしなかったイスラム教徒が誇る若くして殉教したヒーロー。
宗教的な紛争の多い西南アジアならではのテーマは日本人には理解しづらい重たいテーマですが、異文化・異宗教を理解するためにも配信が始まったら是非視聴したいと思います。
ご興味のある方はGoogle翻訳を頼りにこちら「Faraaz Ayaaz Hossain」(ウィキペディア)をご覧下さい。
(Faraaz Ayaaz Hossain Memorial HP)
下記写真は襲撃される場所となったパン屋のロケーションセットですが、実際に数台の戦車で取り囲み、爆音を轟かせての砲弾撃ち込みの撮影は、近隣住民に多大な不安と緊張感を与えました。
何の前触れもなく早朝から深夜まで続く撮影は、それと知らないものにとっては一大事件発生です。
せめて近隣住民には張り紙などで事前に知らせてくれ!!と思いますが、そこはムンバイっ子、苦情が出ないあたりはロケ慣れしているのかもしれませんね。
(襲撃前の瀟洒なロケーションセット)
(戦車による襲撃後のロケーションセット)
(Faraaz Ayaaz Hossain Facebookより)
(Faraaz Ayaaz Hossain Facebookより)
(撮影用の戦車、路肩駐車中・・・)
政治面ではモディ首相が2019年5月の第2次モディ政権発足後、初の内閣改造を7月7日に実施しました。
第1次内閣時の57人に比べ大幅増員の77人となりコロナ感染対策強化など国難に立ち向かう姿勢です。また今回の大きな改造点は優秀なエリート官僚や女性・専門家を登用し若返りを図るなど、実務的な「仕事ができる」人達の集団と言われています。
相変わらず、キレッキレの敏腕モディ首相、頼もしいです。
(第2次内閣改造を実施した敏腕モディ首相)
【Mrs.Spaicyのインドおやつシリーズ】
・JALEBI(ジャレビー)
水で緩めに溶いた小麦粉を布生地のチューブに入れて、中植物植物油の中にプレッツェルのような形を描きながら絞り落とします。
きつね色になるまで約5分、サクッと揚がったらサフランで色づけしたシロップに浸して完成です。
お味はインド版かりんとうで、ほとんどシロップを食べているような軽い食感です。もちろん甘々です。
お正月やお祭りの時に北インドの家庭で作られる庶民的なお菓子です。
(JALEBI (ジャレビー))
(中温の植物油の中にプレッツェルのような形を描きながら絞り落とします。)
(サフランで色づけしたシロップに潜らせます。)
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気になる建設現場のその後
イインド支社からの日報
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