ナマステ!
ムンバイのインド支社に赴任して早2ヶ月が過ぎました。
新型コロナの爆発的感染拡大の最中に入国し、その後もずっとロックダウン状態でしたが、6月11日より警戒レベルが5段階中のレベル3となり段階的な活動規制緩和のフェーズに入りました。
緩和要件を構成する数値については州政府が毎週木曜日に発表し、その状況によっては再度ロックダウンが厳格化されることもあり得るとのことです。
インド南部テランガナ州など州によっては7月1日から学校での対面授業も始まりますが、公共の場でのマスク着用は引き続き義務付けられ、違反者には罰金₨1,000(約1,500円、₨1=約1.5円)が課せられます。
インドの平均月収が₨20,000~₨30,000(約30,000~45,000円、1₨=約1.5円)ですから、かなりの厳罰ですね。
6月21日に発表されたマハラシュトラ州の新型コロナ新規感染者数は9,361人、死亡者数605人ですが、残念ながら長期闘病者が力尽きられたのか先週の死亡者数が一気に増加しています。
6月11日~17日の1週間でマハラシュトラ州の死亡者数は13,557人、インド全土では22,227人です。
コロナは流行性の風邪などでは無いと思い知らされる本当に恐ろしい数値です。
(新型コロナ感染者接触追跡アプリ「Aarogya Setu」 6月21日の新規感染者数9,361人)
(新型コロナ感染者接触追跡アプリ「Aarogya Setu」 6月21日の死亡者数605人)
インドでは4月1日より45歳以上のワクチン接種が可能でしたが、6月1日から対象年齢が18歳以上に引き下げられました。
外国人在住者もワクチン接種の為のアプリケーション「COWIN」に携帯番号とパスポート番号を登録するだけで接種可能です。
(迅速な新型コロナワクチン接種を可能にしたITアプリ「COWIN」)
(迅速な新型コロナワクチン接種を可能にしたITアプリ「COWIN」登録画面)
ワクチン接種の必要性については各々の考えもありますが、今後の日本との往来を考えるとワクチン接種証明書の必要性が発生すると予測し、Mrs.Spicyも入国後ワクチン接種の希望登録をしました。
しかし、登録時はパンデミックの真っ只中。
「COWIN」に表示される接種会場をチェックし続けるも何処にもワクチンはありません。
人口13億人に対してワクチン数が全く足りていないわけです。
5月末に日本邦人を顧客とする企業からワクチンキャンプ開催のお知らせをいただき早速申し込みました。
政府主催のワクチンキャンプでは約₨250(370円)で接種出来るそうですが、ホテルの会場を貸し切っての邦人向けワクチンキャンプなのでそれなりに費用はかかります。
₨1,000(1,500円)でした。
(6月21日より政府主催のワクチンキャンプは無料になりました)
当日は事前に配信された問診票に必要事項を記入し、指定された時間までに会場へ向かいます。
受付で整理券を受け取り、担当者に「COWIN」画面の予約番号を見せてチェックイン後に簡単な問診を受けます。
私の場合は可愛い女医さんにご担当いただき「今日の体調はいかがですか」の質問のみでした。
接種時は痛みも無く、発熱時の解熱剤を受け取り待合室で30分程待機し会場を後にしました。
(ワクチン接種前の待機場所)
(ワクチン接種後の待機場所。コーヒー、チャイ、クッキーなどのサービス付き)
12時10分にワクチン接種が終わり、2分後の12時12分には携帯電話に「ワクチン接種完了しました」とSMSが届き、「COWIN」を確認すると下記のようなPDFファイルが添付されていました。
接種後2分で証明書が発行されるインド政府のITシステムは本当に素晴らしいです。
個人情報の電子認証化が完了しているインドでは、この「COWIN」の導入が迅速なワクチン接種を可能にしています。また、インドの公用語が24言語ある中で12言語に対応していることも迅速化の要因になっています。「わからいない人には、わかるように」 国民を切捨てないモディ首相のポリシーです。
(モディ首相の写真付きワクチン接種証明書。)
ところで、5月13日にインド政府からワクチン接種の二回目について、「COVID working Groupの進言を受け入れ」アストラゼネカCoviShieldワクチンの場合、従来の6~8週間後から12~16週間に変更すると公式発表がありました。
第一回目のワクチン接種証明書にも「第二回目は9月11日~10月9日の間です」と記載されています。
従いまして、Mrs.Spicyの第二回目のワクチン接種は9月中旬になりそうです。
(インド政府のメディア広告、モディ首相がしっかり登場)
【Mrs.Spaicyのインドおやつシリーズ】
ムンバイ北部ポワイの中心街にあるスナック&スウィーツのお店「K.3」
・サモサ
三角形(三角錐が多い)のパイ生地でダル(豆)入りのマサラポテトを包み食用油でサックサクに揚げてあります。
赤いチリソースと、緑のペッパーソースを付けながら食べます。
ソースなしでも充分な辛さがありますが、ソースを付ける場合は水を2L程準備する必要(個人的主観)があります。
ビールや焼酎のアテには最高です。
1個₨15(22円)。
(ポワイ街の老舗のお菓子屋さん「K.3」のサモサ)
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ワクチン接種 第一回目
イインド支社からの日報
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