ナマステ!
2021年4月よりムンバイのインド支社に赴任中のMrs.Spicyです。
ムンバイはインドの中でも大変治安が良く成熟した都市といわれ、その中でもダントツに住みやすいといわれるポワイ街の一角にインド支店はあります。
ポワイ湖という人工湖を中心に南には高級住宅街や高級フラット(マンション)が乱立し、
東側にはインド工科大学ボンベイ校(IIT)や、国立工業工学研究所(NITIE)など多くの大学や研究機関、ビジネススクールがあります。
世界中のテクノロジー企業が拠点を置き、IT企業への就職や起業を目標とする若者にとってはムンバイの中でも一番国際的で近代的な場所です。
ロックダウンがレベル3に緩和されたポワイの街に多くの学生やビジネスマン、買い物客が溢れ活気が戻り始めました。
街角で談笑したり手をつないで歩く学生達の姿や、歩道沿いの屋台から漂う香ばしいマサラの香りにも活気が感じられます。
イベント会場では大々的な新車の発表会が3日間に渡って開催されました。
絢爛豪華で有名なインドの結婚式は、ロックダウン(レベル4・5)中は列席者20名以下の規制でしたが、緩和と共に多くの列席者が光と音楽の中、夜通し盛大にお祝いをしています。
アパートメントのあるコロニーでも定員50%以下という規制はありますがトレーニングジムやヘアサロンが営業を再開しました。
実に1年5ヶ月ぶりの営業です。
(1891年人工的に造成されたポワイ湖とその街並み)
(3日間に渡って開催されたHyundaiの新車発表会)
(マリーゴールドの花を使ったヒンズー教徒の結婚式場デコレーション)
国民のワクチン接種状況についても順調で、6月28日付でインド組合衛生省は国民へのワクチン投与量が32.36クロール (32,36,00,000)(1クロール:1千万)を記録し、米国を追い越したと発表しました。
India’s vaccination drive keeps gaining momentum!
Congrats to all those who are driving this effort.
Our commitment remains vaccines for all, free for all.
モディ首相はTwitter上で、今後も無料でワクチンを提供する責任があることを繰り返し発信し、このワクチンドライブに参加した国民に向けて「おめでとう」と讃えています。
インド国民をやる気にさせるモディ首相の手腕は流石です。
しかしインド国民13億人。
全ての人口がワクチン接種を2回完了するにはあと何年を必要とするのでしょう。
果たして「やる気」は継続するのでしょうか。
そんな中、ムンバイ市は感染力が比較的強いとされるデルタ(インド)型変異株と感染第3波を懸念し、暫くは規制緩和を現行のレベル3にとどめると発表しました。
インドの全国紙「タイムズ・オブ・インディア」によると、ムンバイ市の規制は1日当たりの新規感染者数が100~200人に落ち着くまでは続くだろうと予測しています。
6月28日に発表されたマハラシュトラ州の新型コロナ新規感染者数は9,974人、死亡者数405人です。
新規感染者数が1万人前後を横這いの状態で先週とあまり変わりません。
そして、ムンバイ市の6月29日の新規感染者数は608人です。
「1日当たりの新規感染者数100~200人」に落ち着くのは随分先の様に思えます。
(新型コロナ感染者接触追跡アプリ「Aarogya Setu」 マハラシュトラ州の新規感染者数)
(新型コロナ感染者接触追跡アプリ「Aarogya Setu」 マハラシュトラ州の死亡者数)
(新型コロナ感染者接触追跡アプリ「Aarogya Setu」 インド全土の新規感染者数)
【Mrs.Spaicyのインドおやつシリーズ】
・Onion Pakoda
オニオンパコダはインドのポピュラーなストリートフードですが、地域によって多様なバリエーションがあります。
1.クラシックオニオンパコダ(北インドスタイル)
2.ヴェンガヤ・バジ(南インドスタイル)
3.ウリ・ヴァダ(ケララスタイル)
4.クリスピー南インドオニオンフリッター (南インドスタイル)
など。
こちらはムンバイスタイルのマハラシュトリアン・カンダ・バジ。
一見、日本の天ぷらに見えますが、正しくスパイスたっぷりのタマネギフリッターです。
スライスしたタマネギに小麦粉をまぶし、カレーの葉、グリーンペッパー、コリアンダー、マサラパウダーで味付けして、
高温のサラダ油で黄金色になるまで揚げます。
スパイシーなグリーンチャツネまたはトマトケチャップ、素揚げのグリーンチリを添えていただきます。
日本でも手軽に入手できるスパイスばかりです。是非お試しください。
(マサラなどスパイスたっぷりのオニオンパコダ)
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動き始めた都市、ムンバイ
イインド支社からの日報
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