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インドあるある これなに??珍百景!!~住宅編~

インド支社からの日報

    こちらも
    読みます?
    ほう!

    ナマステ!
    8月から定住型アパートへ引っ越し、渡印以来二度目のお片付けに追われているインド支社のMrs. Spicyです。
    今回はインド住宅ならではの珍しい設備をご紹介致します。
    日本の住宅ではソーラーパネルや温水器の普及で、殆どの家庭で蛇口をひねれば温かいお湯が出てきますが、ここインドではギザという湯沸かし器を使ってお湯を沸かします。
    入浴20分前にギザのスイッチを入れると、ストアルームという納戸の天井に設置されたタンクの中でお湯が沸きます。容量はタンクの大きさ次第ですが一般家庭だと通常25L~35Lのタンクが設置されているそうです。
    35Lの容量で約10分間シャワーを浴びることが出来ます。
    このタンクが設置されているストアルームという納戸への出入り口は、基本どこの家庭でもシャワールームの中にあります。ちょっと不思議な空間です。
    ギザの使用後には必ずスイッチをOFFにしておかないと、過度の加熱で最悪の場合は爆発するらしいです。
    なんとか日本の技術提供でオートスイッチを取り入れて貰えないものでしょうか。
    因みにインドではバスタブに入る習慣がなく殆どの家庭がシャワーのみです。
    地方の家庭ではシャワーさえなく、 蛇口の下にバケツと手桶だけが置いてあるそうです。

    (シャワールーム用のギザ ストアルームという納戸部屋の天井にあります。)

    (左端がギザのスイッチ、ONにして20分ほどで熱いお湯が沸きます。)

    (シャワールームから出入りするストアルームという謎の納戸部屋)
    我が家にはキッチンのシンク下にもギザが設置されており、こちらのタンクは容量3L程です。
    しかしこちらのギザ、年間を通して30度前後あるムンバイではあまり活躍しそうにありません。

    (キッチン用のギザ シンクの下にあります。)
    インドのお水事情についてですが、水道水は飲用に適しておらず現地人ですら殆ど口にすることはありません。インドの水道水を飲むとお腹を壊すというのは周知の話で、水道水の使用は専らシャワーや洗濯等の洗い物に限られます。
    食器洗いや野菜洗い、歯磨きのすすぎなどはROとよばれる浄水器のお水を使います。
    ROにはフィルターの付いたモーター部分とタンク部分があり、水道水をフィルターで浄化してタンクに貯める仕組みです。
    現地の家庭ではこのROウォーターを飲用水として使用するそうですが、柔な日本人はこのROウォーターでもお腹を壊すことがあるそうで、飲用水には水道水を高度に浄水したウォーターサーバーやボトルウォーターの水を使用します。ボトル詰め時の衛生面など一抹の不安は残りますが、今のところ体調は良好です。

    (キッチンに設置されているRO浄水器)

    (命の水、ウォーターサーバー)
    日本人に馴染みのない物の一つがトイレの横に付いているハンドシャワーです。
    基本的にインド人はトイレットペーパーを使いません。
    このシャワーを右手に持ち、お尻に水をかけながら自分の左手で洗い流すそうです。
    どんだけ器用なの?と妄想してしまいますが、これがインド人の「左手は不浄の手」とする所以です。
    トイレットペーパーを使用する日本人には使い道がないと思われるこのハンドシャワーですが、レバーを引くと簡単に水が出てくるので、便器や大理石の床のお掃除の時には大活躍しています。
    日本のトイレにもオプションで取り入れて欲しいくらいです。
    「所変われば品変わる」と申しますが、インドにはインドの人達の概念や生活様式に基づいた便利な設備があり、とても興味深いです。
    因みにこちらのトイレは「健康で文化的な生活を提供したい」をミッションとする日本が世界に誇る天下のTOTO製品です。汚い事で有名なインドのトイレ文化もTOTOパワーで画期的に変化しています。

    (トイレ便器の横にはインドあるあるのハンドシャワー)
     
    【Mrs.Spaicyのインドおやつシリーズ】
    ・BIRA SUMMER LAGER(ビラ サマーラガー)
    2015年夏、ニューデリーで設立されたBira 91は、ビールの美味しさは勿論の事、大胆なブランディングパワー、強力なドラフトネットワークにより、インドの若い世代の間で大流行しました。
    急成長したBira 91は2017年アメリカ市場に進出、2018年にはシンガポールに参入し、アジア太平洋市場へ拡大しました。販売量では3年足らずで世界クラフトビールブランドのトップ25入りするなど、世界で最も急成長しているビールブランドです。
    「クリエイティブな都会の酒飲みを念頭に置いて作られた」このビール。
    味は爽やかで風味豊か、スッキリしています。

    (BIRA SUMMER LAGER(ビラ サマーラガー))
    なんといっても目を引く猿のマスコットがとても他人事とは思えず、出来れば弊社の宴会でのデフォルトドリンクにお迎えしたいくらいです。
    あっ、ビールはおやつなの??と疑問を持たれたと思いますが、今回はおやつのサイドメニューとしてのご紹介でした。
    因みにこちらのHPがとても楽しいので併せてご覧下さい。
    生まれ年(4桁の西暦)を打ち込むと、飲酒可能な成年のみ閲覧出来る仕組みです。
    時にマスコットキャラクターは有力な営業マンに成り得ますが、その威力を見せつけられるブランディングパワーです。